Kは痛い行動にでた。


前々からI さんは犬を飼いたいと言っていて



それを聞いたKは



それまで全く興味がなかったはずなのに、



「最近犬がほしくてさ・・・」



と。



そして、ある日



仕事中の私の前を何度か通り過ぎた後。




「・・・決めた!!」




と、おもむろに携帯を取り出し目の前で電話を。



「・・・この前の・・・はい。

       ・・・では、キープしておいたください。」




はっ!? 何? やめてよ!! 何なの!?



わざわざ私の前まできてやらないでよ!!

あんたに突っ込むこと自体めんどくさいんだから・・・




と、思いつつ。



できることなら、聞かなかったことにしたい。



でも、こんな使えない男でも一応は上司。



勇気を振り絞って



「・・・・・何を・・・決めたのですか・・・?」




とりあえず聞いてみた。



するとKは自慢げに


「ちょっとね。  秘密。」





・・・


      ・・・あっち行け!!